国立医学部合格には運も必要
国立医学部は、募集人数を考えると東大理系(理3除く)よりも多少運が必要になってきます。
国立医学部は募集人員が100人かそれ未満と非常に少ないため、1問ミスをしてしまうと不合格になる可能性が高いからです。
一方、東大理系上位層の人は、東大入試で1問くらい大きなミスをしても下位で合格できます。
国立医を志望校にする場合は、こういった点、つまり、運や勝負強さも考えて出願・勝負しないといけません。
英語の学力の基準は?
では、次に、英語は何を基準にして勉強すればいいのでしょうか。
「英検準1級で満点近くを取ること」を目標とするといいでしょう。
共通テストのリーディングは分量が増え、センター試験よりも難しくなりました。
リスニングの後半部分は準1級レベルと言えると思います。
共通テストは、センター試験よりも英語で高得点を取ることが少し難しくなってしまいました。
よって、一般的な国立医学部を目指す方の戦略はこうです。
英検準1級合格を国立医学部の受験資格と考えて勉強し、もし英検準1に受からないようならば、医学部以外を受けるという選択肢も考えるべきだと思います。
最低でも英検2級で知らないことがあってはいけません。
もちろん、理系科目で満点を取れるような人は、ここまで英語を勉強しなくても受かる可能性は十分にありますが、基準としての英検準1級は悪くない目標だと思います。
また、国立の医学部には、英検準1級よりも難しい抽象的な内容の英文を出す大学もたくさんありますので、過去問を分析して事前に対策して臨みましょう。
とはいえ、準1級は最近は難化傾向なので、まずは英検2級で満点レベルを目指してみましょう。2級で満点近く取れる人は、準1級にギリギリ受かる人が多い印象です。